藤沢・村岡新駅構想 2019.2.15 小林 勝
藤沢・村岡新駅構想_鎌倉(深沢)も巻き込んで2019.2.15
30年以上前から設置が取りざたされてきた村岡新駅構想が、実現の方向となりました。
私は、現在 村岡 むらおか に住んでいて、以前は 今回一体開発の構想がある(旧)JR大船工場跡地の目の前の鎌倉市深沢 (梶原) にあった勤め先の会社の独身寮に住んでいました。JRのグランドは、独身寮のソフトボール大会でお借りしたこともあります。
今、村岡公民館の移設新築のための委員会が開かれています。新築される公民館は、この(旧)貨物駅の一角です。
村岡新駅と移設される公民館は、直接には関係がありません。もちろん、どちらも市議会の同意のもとに建設されますけど。
新設の公民館は、2月22日の市議会に構想が報告されることになっています。現在、移設される公民館の建設検討委員会が2~3ヵ月に1度のペースで開かれていて、これから4~5年程度で新しい公民館がオープンに漕ぎつけられると思います。
公民館と新駅は直接には関係がないと言いましたが、それでも地域交通網などのことで まるっきり関係がないとは言い切れません。前回の委員会の席上、市側から近くの十二天公園 じゅうにてんこうえん 側からスロープで乳母車などが公民館に来れる案が提示されました。十二天公園にはトイレがありませんので、公民館に行けばトイレを利用できるというのはすごく画期的なことです。公園に単独でトイレを設置することは、治安や掃除の面で不安があります。
藤沢市役所が改築してオープンしましたが、今 21時まではオープンスペースが自由に利用できます。学生さんが勉強をしています。今までのお役所的な発想だと、「勉強は図書館に行ってやればいいんだ」 と言われていたと思います。(Wi-Fi がないのが残念です。) こういうオープンスペースも新設の公民館に設置される予定です。市役所にあるコンビニは新設の公民館には設置の予定がありません。ちょっと、残念ですね。
新駅が出来ると村岡はどう変わるんでしょうね?
実例としては、辻堂があります。辻堂の駅前には高層のマンションが林立し始めました。関東特殊製鋼が移転したため、その跡地がモールになりました。その奥側には 徳州会の病院もオープンしました。NTTの社宅の跡地には914戸のマンションが現在建設中です。
村岡の場合、片側が山ですので開発の余地が限られます。もちろん、保土ヶ谷などと同じように山や丘を丸坊主にしてマンションを作ることは可能です。ですが、費用対効果でそこまではしないだろうと思います。やはり、柏尾川を越えて深沢の(旧)JR跡地につなげる開発が進められると思います。JR跡地には鎌倉市役所を移転し建設する案を鎌倉市は提示しています。それでもモノレールの窓からみてもわかるとおりかなり広大な土地です。黒岩知事は研究開発の拠点を作りたいと言っています。鎌倉市は、ゴミの焼却場を作りたいと思っているのですが、藤沢市は 「それはないでしょう」 と言ってあきれているそうです。
村岡新駅からは、地元の宮前 みやまえ を突き抜けて柏尾川を越える幹線道路が作られます。建設検討委員会に出席している宮前の町内会長さんは今後の町の方向が見定められなくて不安を表明していました。
<以下、村岡新駅の構想について「東洋経済ONLINE」を引用・参照します。>
村岡新駅構想(東洋経済ONLINE)
(損得勘定は? 土壌から防災まで課題も山積)
東海道線「村岡新駅」構想、藤沢ー大船間に浮上 2019.2.13
昨年末、神奈川県、藤沢市、鎌倉市はJR東海道線の藤沢駅-大船駅間でかねて設置構想があった「村岡新駅 (仮称) 」について、建設費の負担割合について合意し、設置協議会を立ち上げた。これを受け、1月18日に神奈川県の黒岩祐治知事、藤沢市の鈴木恒夫市長、鎌倉市の松尾崇市長はJR東日本(以下、JR)の本社を訪れ、駅設置を正式に求めるとともに、一部費用負担や概略設計を要望した。今後、2019年度から2020年度にかけて概略設計を行い、その結果をもとに事業を進めるかを最終判断し、2021年度以降に新駅設置に関してJRとの基本協定締結を目指すという。